ニキビとピル2
アヴェニューウィメンズクリニックを開院してから皮膚科の先生たちと一緒にピル内服によるニキビの治療に力を入れています。
低用量ピルにはいくつかの種類がありますが、ニキビに効くのは男性ホルモン様作用のないものになります。ピル内服により排卵後の皮脂分泌を多くする卵巣からの内因性の黄体ホルモンが分泌されなくなるため月経前のニキビはどのピルでも改善しますが、ニキビ肌の方や難治性のニキビは男性ホルモンが影響しているため男性ホルモン様作用がないピルや男性ホルモンを抑える効果のあるピルを使うことがポイントになります。実際、通常はニキビができにくい方が月経移動などに使う男性ホルモン作用を有する中等量のピルを使用するとニキビの副作用がでることがあります。
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